threewitches’s blog

元々は舞台・映画鑑賞が大好き。でも最近はテレビを見る時間が出来て、今までを取り返すかのようにドラマを見まくっています。そんな中、感想や独り言を思うままに書き留めたブログです。

ブラックペアンと竹内涼真

ネットでの評判がさほど芳しくなかったので、正直あまり期待していなかったのだけど、録画リストを減らさなきゃ!と思い、一気に3話を鑑賞。良い意味で凄く裏切られた。とにかく役者陣がとても良い!ストーリーは今の所特筆すべき面白さは無いかと思うけれど、メインキャストの方達が、アクが強くて輪郭が濃くハッキリとしたキャラクターを演じていて面白い。その中でも、竹内涼真演じる、世良雅志というキャラクターがこのドラマの軸となっていて目が離せない。


つい最近、地上波初放送だった「帝一の國」を見たばっかりで、それが私が見た竹内涼真が出演している作品第一号だったわけだけれど、こんなにも嫌味のない好青年を演じられるなんて、とその爽やかさに脱帽だった。しかもイケメン。何だこれはっ。誰かが、帝一の國を見て、改めて竹内涼真の為の映画だと思ったと言ったけれど、そのコメントにも納得。そこからのブラックペアンだったから、尚更ドラマにのめり込んでしまった。


世良君は、言わば視聴者の代表みたいなキャラで、彼が泣けば泣くほど、狼狽えれば狼狽えるほど、周りのアクの強いキャラが際立って、同時に、そうだよね、やっぱりそれおかしいよね、悪だよね、とうっかりそっちの道へふらふら〜と迷い込みそうなところを軌道修正させてくれる。いやあ、本当に泣き虫だなぁ、と見ながら独り言を言ってしまったくらいだけど、だからこそ、おもしろい。世良君の迷いと戸惑いと動揺がダイレクトに表現されているからこそ、全体のバランスが絶妙なものになり、強いてはドラマ自体が人を惹きつける要素になってるってくらいに思う。もちらん、アクの強いキャラを演じるニノや内野聖陽の演技力あってのものなのだけれど。世良くんの葛藤と成長は、言わば一服の清涼感。それに、あの涙!あんなにも綺麗に涙を零すなんて、どういう技だ!でも、それも一服の清涼感だ。美しいものを見るのはやっぱり心地いい 笑 だから、世良くんよ、もっと泣け、もっと戸惑え!とすら思って熱がこもってしまう。


これからの展開にも大いに期待。そして、竹内涼真が出演する作品を、これからも期待と共に見ちゃうんだろうな。